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ランタナを植えてはいけないのはなぜ?ランタナに似た花も紹介

ランタナは、とてもカラフルで小さい花が手毬のように集まって咲く可愛らしい花ですが、このランタナの花を植えてはいけないのはなぜ?またランタナに似た花もご紹介します。

目次

ランタナの花の特徴

ランタナは、原産地は熱帯地域のアメリカ、ウルグアイ、ブラジルで、形態は常緑低木であり、開花時期は5月~10月までと長く、栽培も簡単であることから花壇などに植えたり鉢植えにして観賞用に楽しめる人気のある植物です。

また、ランタナの花は小さな花が寄り集まって半円状の形を成し、咲き進むとイエロー、オレンジ、ピンクなど鮮やかに花の色が変化していくのが大きな特徴で、このことから和名は「七変化」と呼ばれています。

ランタナを植えてはいけない理由

鮮やかな色の小さい花が集まって、一株でいろいろな花色が楽しめる可愛らしいランタナ。
開花時期も長く初心者にも栽培しやす植物ですが、なぜランタナを植えてはいけないといわれるのでしょう。

①ランタナは世界の侵略的外来種!

ランタナは、世界の侵略的外来種のワースト100に入る植物です。
もともとの生息地や生育ではない場所にやってきた外来種の中でも特別に生態系に大きな影響を与える生物として挙げられておりまた、日本の生態系被害防止外来種リストにも記載されています。

②ランタナは繁殖力が強い

ランタナは、繁殖力が強いため一度植えるとどんどんと増え続けます。
原産は熱帯地域なので寒い地域では育ちにくいですが、日本では沖縄や奄美地方など温暖な地域で爆発的に繁殖することが心配されています。

③ランタナは周辺に悪影響を及ぼす

ランタナの種には「アレロパシー物質」といわれる他の植物に悪影響を及ぼすものが含まれています。
アレロパジー物資は、周辺の植物の生長を邪魔する物質であり、ランタナは自身のみが生育する環境を作ろうとするのです。

④ランタナは種の管理が難しい

ランタナは、花が終わるとすぐに種ができ、1株に12,000個程の種が付きます。
そして、こぼれた種が簡単に周辺に飛び散って増殖します、繁殖力も強いことから1度植えると除去が難しくなります。

プランター栽培でも、花壇などの周り植物に影響を及ぼすので花が咲いた後は早く摘んで種が飛散しないように注意しましょう。

⑤ランタナの実や種は有毒

ランタナの実や種には有毒な「ランタニン」と呼ばれる物質が含まれています。
このため、ランタナの実や種を誤って口に入れると腹痛、下痢や嘔吐などを引き起こしますので小さい子ども、またはペットなどが口にしないように注意が必要です。

⑥ランタナは剪定が必要

ランタナは、寒い地域では育たなので1年草ですが、温暖地域で越冬し生長すると1~2mほどになりやがて低木になります。
低木まで育つと広がって栽培の広さが必要になるので、剪定などして管理が必要になります。

⑦ランタナの茎や葉はトゲがある

ランタナの葉の縁や茎にはトゲのようなギザギザがあります、素手で触れるとケガをしますので剪定や作業をする際は、手袋を使用しましょう。

コバノランタナを植えてはいけない?

コバノランタナは、名前にランタナとついていることからクマツヅラ科ランタナ属で同じ仲間ですが別の種類のものです。
しかし、ランタナに比べ耐寒性があり、同じく繁殖力もあることから植える際にはよく考えて植えましょう。

また、ランタナとコバノランタナが並んでいると見分けがつきにくいですが、特徴が大きく違うところがいくつかあります。
コバノランタナの特徴を挙げてみましょう園芸店などで選ぶ際に参考にしてください。

①コバノランタナの花は変色しない

コバノランタナは、ランタナのように1つの花の色が変化することはありませんが、色の種類は豊富でピンク、イエロー、白、薄い紅紫などがあります。

②コバノランタナは地を這うように生える

ランタナが低木で上へ成長するのに比べ、コバノランタナはほふく性であるため地を這うように広がることから、グランドカバーに適しています。

また、ハンギングバスケットを利用して寄せ植えや、壁を這わせたりいろいろな形でガーデニングとして楽しむことができます。

③コバノランタナは果実なし

ランタナは、花が終わると多くの球状の果実をつけますが、コバノランタナは果実を付けません。

④コバノランタナにトゲはない

ランタナの葉は2~8㎝程度に比べて、コバノランタナの葉は2~3㎝程度と小さめです、またコバノランタナはランタナのように葉の縁にギザギザしたトゲのようなものはありません。

ランタナに似た花の紹介

見た目はとても可愛らしいランタナなので花壇に植えてみようと考えている方もいるでしょう、しかし植えてはいけない理由を見ると躊躇してしまいますね。
では、ランタナの代わりになる似た花はどの様な花があるでしょうか調べてみました。

①バーベナ

バーベナはクマツヅラ科バーベナ属であり、原産地は熱帯~亜熱帯の中央アメリカまた、ヨーロッパやアジアで、美女桜(ビジョザクラ)とも呼ばれています。

バーベナの花は、桜の形をした小さい花が集まって球状の形をしたものが一般的でよく知られていますが、花の形や色の種類はたくさんあります。

また、バーベナは、多くの品種があり1年草、宿根草、直立して育つもの、地を這うように育つものがあり、それぞれ生長や生育が異なります。

②ビバーナム・ダビディ

ビバーナムはレンプクソウ科ガマズミ属で、学名がビバーナム、和名はガマズミになります。
日本の野山のオオデマリやガマズミはビバーナムの仲間です。

ビバーナムには、たくさんの種類がありますが、ダビディは常緑低木で、木の高さは80㎝程度と小型であり庭木としてだけでなく、寄せ植えやグランドカバーなどにも活用できます。

ビバーナム・ダビディの花は、白く小さい花が寄り集まって咲きますが控えめな花です、しかし花の後に付く実の色が赤からコバルトブルーへと変化することでとても魅力的な花です。

ランタナを植えた人の感想は?

実際にランタナを植えた方たちの口コミを見てみましょう。

世界の侵略的外来種ランタナ!!

小さい花が寄り添って咲いていて、また花の色もとても鮮やかで可愛らしい姿です。
世界侵略的外来種ワースト100に入っていて、周囲の植物に悪影響を及ぼす植物だとは思えません。

4年掛けても駆除できないランタナ

4年掛けても駆除できないとなると大変さが分かります。
ランタナの栽培を考えてる方は植える場所をよく考えて実行してください。

ランタナを花壇に植えるのは要注意!

ランタナを花壇に植えてしまったために、周囲に植えてあったペチュニアやビオラ、マリーゴールドが全て追い払われてダメになってしまったのですね。
そして、ランタナを植え変えるにも根の張り方も脅威的でびっくり。

生命力が強いランタナ

枯れかけていると思いきや、1週間で復活するなんて驚異的な復活です。
生命力が強いことが証明されました。

まとめ

ランタナを植えてはいけないのはなぜ?ランタナについて調べてみました。

ランタナは小さい花が集まって咲く可愛らしい姿や、また鮮やかな花の色が変化するため七変化とも呼ばれているとても魅力的な花です。
しかし、その魅力的な姿からは想像できない驚異的な生命力をもち、自身が生き残るために周囲の植物をも駆逐してしまうことから、世界の侵略的外来種ワースト100にも選ばれている植物であることがわかりました。

ランタナは、鉢植えにしたり周囲の植物に影響を与えない場所に植え、開花後すぐに花を摘むなど種の飛散に十分注意するれば、楽しむこともできます。

ランタナを栽培してみたいと考えている方は、初心者でも簡単に栽培できるので鉢植えで小さく育てることから始めてみてはいかがでしょう。

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