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ファブリーズナチュリスは体に悪いのか?成分や口コミを調査

消臭、除菌効果に加えて100%自然の香りが魅力のファブリーズナチュリスですが、体に悪いという話は本当なのでしょうか。

今回はそんなファブリーズナチュリスの成分や口コミを調査して、有害説の真相に近づいて見たいと思います。

目次

ファブリーズナチュリスについて

人工香料ではない自然由来の香り

ファブリーズナチュリスはナチュラル志向を持つ女性に向けたファブリーズの新製品として、2019年3月に全国販売を開始しました。

ファブリーズナチュリスの魅力はこれまで人工香料を使用してきたファブリーズと違い、天然香料を使用していることにあります。

人工香料は従来のファブリーズのような消臭剤の他に整髪料や香水、柔軟剤などにも使用されており、アレルギー体質の人によっては吐き気やめまい、頭痛やけいれんなどの症状が出てしまう可能性があるとされています。

ファブリーズナチュリスは天然香料となるので有害性のリスクが低く、化学物質過敏症の一つである香料アレルギーなどに対しても安心感が加えられます。

香りは4種類

ファブリーズナチュリスの特徴である自然由来の香りは人気の順に以下の4種類があります。

  • レモングラス&ジンジャー
  • ダマスクローズ&ゼラニウム
  • ユズ&ヒノキ
  • ラベンダー& ユーカリ

レモングラス&ジンジャーは、大手ショッピングサイトなどでもファブリーズナチュリスの中で一番人気で口コミやレヴューでも評価が高いです。

いずれも香りの特徴をイメージさせる洗練されたカラーパッケージが、インテリアにも馴染みやすそうで上品さとオーガニックな雰囲気を感じさせます。

ボトルが透明であることから液体が見えやすく、使用状態が確認できるだけでなく安心感を与えやすいデザインになっており好感度も高いのではないでしょうか。

香りでリラックス

口コミではそれまで無香料のファブリーズを使用していたところを、試しにファブリーズナチュリスを購入して自然な香りが気に入ってリラックス効果を楽しんでいるというレヴューがありました。

また通常のファブリーズに比べてパッケージの雰囲気に惹かれて購入する人もいるようです。

ファブリーズナチュリスが体に悪いと言われる理由とは

ファブリーズの成分について

ファブリーズナチュリスの成分は自然由来の香り以外、基本的には従来のファブリーズと共通しています。

消臭成分と除菌成分、香料と水といったものが主成分となり、他には空気中に舞うハウスダストなどを固める働きのある水溶性凝集成分などが含まれています。

トウモロコシ由来消臭成分

ファブリーズの成分に含まれるトウモロコシ由来消臭成分とは分子レベルの臭いの元を取り込む働きを持つ、リング状の形をしたオリゴ糖の一種とされるものでシクロデキストリンのことを指しています。

トウモロコシ由来消臭成分にはデンプンから作られるシクロデキストリンと、いくつかの化学物質が含まれているものと思われます。

この成分で不安視されているのは遺伝子組み換えのトウモロコシが使用されているのではないかということと、その安全性やマウス実験の研究結果からくる発がん性リスクのようですね。

残念ながらトウモロコシ由来消臭成分の詳細はメーカーであるP&Gの公表がありません。

とはいえシクロデキストリンはファブリーズの成分としての用途以外にも、作用の特性が応用されて食品系や医薬品の分野にも使用されていることを考えると人体への有害性はかなり低く感じます。

Quat(クウォット)と呼ばれる除菌成分

ファブリーズに含まれる成分の中には、除菌成分の総称とされるQuat(クウォット)があります。

消毒効果があることから石鹸などにも使われておりメーカー側もその安全性を説いていますが、この成分の中の一種である塩化ベンザルコニウムが体内に侵入した場合健康被害を起こす恐れがあるということです。

マウスの投与実験で出生率の低下や肺疾患、投与量によっては致死率が上がるなどの結果があるようですがその多くは経口摂取実験です。

吸引してしまうことで人によってはかゆみや目の痛み、嘔吐やけいれんといった症状を起こす可能性があるためサイトなどでファブリーズを危険視する記事も見受けられます。

ファブリーズはアメリカで使用禁止されているのかについて

ファブリーズがアメリカで使用禁止になっているのかについてですがこれには誤解があるようで、実際はアメリカでもファブリーズは消臭剤として販売されています。

ではなぜアメリカで使用禁止されているという「うわさ」があるのかですが、日本で販売されているファブリーズとは成分内容に違いがあるのです。

アメリカで販売されるファブリーズにはQuatが使われておらず、除菌効果はなく純粋に消臭効果のみとなっているのです。

アメリカ版には除菌効果が無いということからいつしか「使用禁止」という言葉が一人歩きしてしまった可能性もありますね。

そもそもP&Gはアメリカのオハイオ州に本拠地を置き、さまざまな生活用品を販売する一大メーカーでP&Gジャパンはその子会社となります。

アメリカで販売する製品と日本の製品は全く同じということではなく、日本国内の市場においてはP&G系列の商品を別会社で取り扱っていることもあるようですね。

ファブリーズでゴキブリ退治?

ファブリーズをゴキブリに噴射することで退治できるというツイートは意外にも多く、殺虫剤代わりになることから人体への影響を危惧してファブリーズを消臭剤として使えなくなってしまう人もいるようです。
ゴキブリ退治ができる要素はファブリーズに含まれる界面活性剤が呼吸器官に浸透して窒息死に追い込むというものです。
ただし、殺虫剤のように素早く退治することは難しくファブリーズを大量噴射する必要があるようですね。
そもそもファブリーズは消臭、除菌効果を目的としているので致死量に至る程の殺菌成分が含まれているとは考えづらいのではないでしょうか。

実際に健康被害はあったのか

ニオイを吸い込んでしまう

ファブリーズを噴霧した際に吸い込んでしまって健康被害を起こしてしまう可能性はゼロでは無いようです。

実際に部屋の消臭目的でファブリーズを噴霧して吐き気や頭痛といった症状が出てしまったという人も、サイトなどで確認することができます。

メーカーでは締め切った部屋で使用した場合ニオイがこもることで、人によっては不快に感じる可能性があるため適度な換気を推奨しています。

吸い込んでしまうというのは部屋の大きさにもよる可能性があり、狭い部屋での使用は換気を前提にした方が良いでしょう。

ファブリーズナチュリスでは天然由来の爽やかな香りがするのでつい嗅ぐ行為は出てしまうかもしれませんが、間違っても大量に吸い込むような行為は避けてくださいね。

使用上の注意書きを読んでみる

これはファブリーズに限った話ではありませんが、製品における使用上の注意書きを隅々と読む機会というのは意外と少ないのでは無いでしょうか。

使う目的のわかっている製品であればあるほど、注意書きに神経を使うことは無いかもしれません。

およその場合は注意書きを特に見なくとも深刻な事態にならずに、製品を使い切れていることが多いのだと思います。

とはいえ普段から使い慣れているものでも、不意に起こる事故は絶対にないと言い切ることは難しいです。

ファブリーズ及びファブリーズナチュリスを継続して使用してい場合でも、今一度使用上の注意書きに目を通してみるのも良いですね。

使用を控えるという選択

健康被害を恐れて実際にファブリーズ及びファブリーズナチュリスの使用をやめたという人も、口コミなどで見受けられました。

メーカーの推奨する使用方であれば深刻な健康被害になる可能性は非常に少ないように思いますが、それでも気になるようであれば使用を控えるという選択もアリだと思います。

普段から健康に気を使っていたりアレルギー体質であったり、ファブリーズを使用することで精神的な負担が出てしまっては意味がありません。

ファブリーズに代わる安全な消臭スプレーはある?

カンファペット

カンファペットは強力な消臭、除菌効果をもちながら室内で飼うペットが口にしてしまっても無害であるというのが魅力のひとつとなっています。

例えば室内でたくさんのペットを飼っていて、染みついてしまったニオイをなんとかしたいと思っているのであればカンファペットはオススメです。

その消臭除菌技術は大手食品加工業メーカーや畜産を扱う業界、ゴミ処理施設などにも使用されており安全性は折り紙つきです。

カンファペットは成分に食品添加物として認可を受けているもののみを使用しており、東京都から表彰を受けた実績のある高い技術で生成されています。

消臭や除菌のできるスプレーを使用したいけど健康被害の恐れのある製品は避けたいという人は、カンファペットを試してみてはいかがでしょうか。

サイトリンク:ペットが舐めても安心な消臭剤「カンファペット」 初回限定お試しセット(ボトル+詰替用) 犬・猫用 消臭・除菌

フローラ ニオイノンノ

ニオイノンノは植物由来100%で生成されており、化学物質などは使用されておらずツバキ、マツ、カタバミといった植物から抽出しています。

ニオイノンノは病院や介護施設、宿泊施設などでも使用されており、子供やペットへの影響も心配ありません。

ニオイノンノは原液を薄めて使うタイプが代表的ですが、スプレータイプも販売されていますので使用頻度や用途などに合わせて選択できます。

サイトリンク:フローラ ニオイノンノ

まとめ

ファブリーズの危険性に対しては様々な意見や見方があり、中には一方的な考え方によってデマとされてしまうものもあります。

極端な話で言えば、初めから危険とわかっているような製品を大手メーカーが売り続けるというのは非常に非現実的と考えるのが良いでしょう。

成分の中には確かにマウス実験によって人にも害が及ぶ可能性をもつものもあるかもしれませんが、メーカーの推奨する使用方で深刻な事態を引き起こすことは考えづらいです。

とはいえファブリーズを使用したことによって、吐き気や頭痛どの健康被害に遭ってしまった人がいるのも間違いありません。

消臭、除菌スプレーを使用したいけど健康被害が心配だと考えるのであれば、安全なスプレーとしてご紹介した製品を選択するとよいでしょう。

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