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寝ながらイヤホン(寝ホン)で死亡?イヤホンしたまま寝るのは危ないか

寝る前に好きな音楽を聞くとリラックスできますよね。そんな時、ほとんどの方がイヤホンを使っていると思います。実は寝ながらイヤホン(寝ホン)が原因で死亡したという事件があるのです。今回は寝ホンが体に与える害や危険性についてご紹介します。

目次

寝ながらイヤホンが危険な理由

最近は音楽ではなくても、「ASMR」と呼ばれるリラックスできる音を聞いている人も多いですよね。焚火のパチパチ音、雨音、綿棒のガサガサする音など、クセになる音がyoutubeなどに多くアップされていますよね。

ASMRのような繊細な音を聞くためにはイヤホンが向いていますし、特に眠りにつく前などの夜に聞く場合は、他の人の迷惑にならないようにイヤホンで聞く場合が多いでしょう。

このように、現代ではイヤホンで音を聞く時間が長くなってきています。また、就寝中などの無意識の時間帯に長時間イヤホンを使うことも多いです。

このような原因が重なり、ひと昔前では考えられなかったような事件が発生しています。

寝ながらイヤホンで感電死

イヤホンをしながら眠っていた人物が、家族が発見した時にはすでに亡くなっていたという事件がありました。

死亡の原因は「感電」。死亡した男性は、イヤホンをしたまま眠ってしまい、家族が気づいた時にはなくなっていたというものです。

スマホにはイヤホンと充電ケーブルが接続されており、音楽アプリの使用と充電を並行して行っていたと思われます。イヤホンをしていた耳以外に特に怪我はなく、死亡原因は「感電死」以外には考えられなかったようです。

日本では前例がない極めてまれな死亡例ではありますが、イヤホンをしたまま寝ることには「死亡リスクがある」ということを知っておく必要があるでしょう。

https://twitter.com/Torakuroo/status/1481236396061110281

感電死とまではいかなくても、「イヤホンで感電した」という方はTwitter上に多くいらっしゃいました。

眠ってしまえば多少の感電の痛みには気づかないかもしれません。

少しでも「今なんかイヤホンがパチッした?」と感じたことがある方は、そのイヤホンでは絶対に寝ホンをしないことをおすすめします。

充電中の寝ホンは「感電死」の危険があるため絶対にしないようにしましょう。

寝ながらイヤホンで火事

ワイヤレスイヤホンはリチウム電池を使用しているため、強い衝撃を与えた時、充電中などに発火してしまう危険性があります。

完全ワイヤレスイヤフォン等の発火事故増加、消費者庁“8つの注意”

https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1243134.html

発火までに至らなくてもリチウム電池は熱を帯びやすく性質があります。寝ている時に布団などに包まれて放熱できず、家事になってしまうことは十分にあり得るでしょう。

充電中の寝ホンは「火事」の危険性がある、また布団などに包まれないように注意しましょう。

寝ながらイヤホンでカビが生える

お風呂場や洗い場のシンクなどに発生する「カビ」、実はイヤホンをしている耳の中に生えることもあります。

「カビ」は高温・多湿の場所で繁殖します。つまり濡れていて、暖かくて、密閉された場所で繁殖しやすいのです。お風呂上りの耳の中は湿っていることが多いですよね、湿った耳でイヤホンをしたまま寝てしまうとカビの生えやすい環境が整ってしまうのです。

耳の中のカビは、外耳道真菌症(がいじどうしんきんしょう)という名前で呼ばれています。

イヤホンを除菌シートでふいて清潔に保つことは効果がありそうですね。ただし、除菌シートは湿っていますので、ふいた後にしっかりと乾かしてからイヤホンをつけることをおすすめします。

綿棒で耳掃除をする人が好きな人は特に「カビ」に気をつけましょう。

綿棒での耳掃除は耳の中を傷つけてしまうことが多く、傷をつけたせいで耳の中のバリア機能が低下します。その結果、傷の周りにカビが発生しやすいのです。

かゆみが長引くようなら一度耳鼻科に行ってみることをおすすめします。

耳掃除の好きな方や、お風呂上りにイヤホンをする習慣のある方は、「寝ホン」は控えて、1時間に一度はイヤホンをはずして風通しをよくするとよいでしょう。

寝ながらイヤホンで難聴になる

長時間のイヤホンの使用は「難聴になる」と聞いたことはありませんか?

爆発音のような大音量を聞くことで「音響性難聴」、また機械音や工事現場の騒音などの一定以上の大きさの音を長時間聞くことで「騒音性難聴」になることがあります。大音量や騒音で音を感じ取る細胞が壊れてしまうことが原因です。

イヤホンで音を聞いていると「音の迫力を楽しめる」「音に集中できる」などと言ってついつい音量を上げていってしまうことってありますよね。そうすると、イヤホンで聞く音も大音量や騒音になってしまい、イヤホン難聴(ヘッドホン難聴)と呼ばれる難聴になってしまうのです。

有線イヤホンの時代から考えるとワイヤレスイヤホンは本当に使うのが楽です。しかし、音量は関係なくイヤホンは難聴になりやすいといったTwitter上の意見もありました。補聴器を使った生活は大変そうですね。

寝ホンは、イヤホンをしている本人が眠ってしまった後にも音を流し続けるので、イヤホンの普段使いよりもさらに耳の細胞に害を与えると言えるでしょう。

できるだけ小さな音で、できればスリープタイマーをセットして寝ホンすることをおすすめします。

本当にあった死亡事故

実際にあった死亡事故をご紹介します。

16歳の少年が感電死

充電中のスマホにイヤホン装着したまま眠り、16歳少年が感電死(マレーシア)

https://news.nicovideo.jp/watch/nw4321992

充電中のスマホに繋いだイヤホンを装着したまま、感電死してしまった事件です。右耳が焦げて血が出ていたことと、ご家族がイヤホンのコードを触ったところ「電気ショックを感じた」とのことなので感電死に間違いないようですね。

25歳のゲーマーが感電死

25歳ゲーマーが睡眠中に感電死 枕元にはゲーム機とスマホが散乱

https://news.merumo.ne.jp/article/genre/9069793

充電中のプラグのそばにあった被害者の左手が紫色になっており、手首に火傷のような赤い跡があり「感電死」と考えられます。

ゲーム機や複数のスマホが大型の延長コードにまとめられていたこと、その機器の中には充電中のスマホと、被害者のイヤホンに繋がるスマホがあったことからも、かなりの電圧が一か所に集中していたでしょう。

ケーブル類は機器を購入した直後は純正のものを使っていても、断線などによって買い替える場合は安いものを買っていしまいがちなので、事故の原因となった可能性があります。

寝ホンの選び方

イヤホンをしたまま音を長時間聞くことには危険性があることをご紹介しましたが、それでも寝る前に音楽やASMRが聴きたいという方はいらっしゃると思います。

そんな方は、まず難聴対応として音をできる限り小さく聞きましょう。

加えて、危険性や害を軽減し、快適にイヤホンを使うための寝ホンの選び方をご紹介します。

柔らかいイヤホンを選ぶ

寝ながらイヤホンを使うと「耳が痛い」といった不満を持つ方は多いです。

イヤホンの耳に入れる部分が硬いと、横になった時に耳が一層イヤホンに押し付けられ耳が痛くなります。

耳に接触する部分が柔らかい、耳を傷めずらいイヤホンを使うことをおすすめします。

ハウジングがない(または薄型)のイヤホンを選ぶ

耳にフィットさせるため、落ちにくくするための「ハウジング」。

耳穴から飛び出る部分のため、横になった時に耳がハウジングに押し付けられ耳が痛くなります。

ハウジングが「ない」または「薄型」のものを選べば快適にイヤホンが使えます。

耳穴の大きさにあったイヤホンを選ぶ

女性や小柄な体格の方は、耳穴が平均より小さい場合があります。耳穴の大きさにあったイヤホンを選ぶ必要があるでしょう。

アクティブに活動している日中は、多少耳穴の大きさに合わないイヤホンを使っていても気にならないかもしれません。

しかし寝る前などのリラックスタイムに、耳穴に合わないイヤホンを使っていれば気になって眠れないということもあり得ます。

しかし、耳が痛くなることを恐れてあまりに小さなイヤホンを選べば、イヤホンが耳から頻繁に落ちてしまうこともあります。寝返りの度にイヤホンが耳から落ちるようでは快適に使えません。

大きさの違うイヤーチップが何種類も用意されているなど、耳穴の形状に配慮されたイヤホンを選ぶとよいでしょう。

品質の良いイヤホンを選ぶ

寝ホンを選ぶ時、「ワイヤレスで安いもの」といった特徴を優先させると、聞いたことのない会社が販売しているものや、中国製のものがたくさん見つかります。

しかし感電・火事などの危険を減らすためには、多少値段が高くなっても、信頼のおける会社が販売している品質のよいイヤホンを選ぶとよいでしょう。

オススメの寝ホンの特徴

  • 柔らかい
  • ハウジングがない、または薄型
  • 大きさや形状が耳穴に合っている
  • 品質がよい

以上を重要視することがおすすめです。

イヤホンというと音質にこだわりたくなりますが、難聴にならないように小さな音で聞くことが最優先です。小さな音で聞くため、音質にはあまりこだわらず上記の特徴を重要視することをおすすめします。

寝ながらイヤホン(寝ホン)におすすめなイヤホン

エレコム FAST MUSIC

https://onl.sc/9B9HyM3

Amazonで現在3,196円のワイヤレスイヤホンです。

イヤホン1つで約3.2gですので軽くて小型のイヤホンと言えるでしょう。

耳穴の形状には個人差があると言われていますが、このイヤホンは個人差に合わせた「エルゴノミクスデザイン」が特徴です。

耳の大小や耳穴の形に左右されにくいと言えます。

女性や小柄な方におすすめです。

イヤホンの耳から出っ張る部分が小さく、マスクや眼鏡をつける時も邪魔になりません。

ag COTSUBU

https://onl.sc/zwMYQGS

Amazonで現在6,480円のワイヤレスイヤホンです。

イヤホン1つで約3.5gですので軽量のイヤホンと言えるでしょう。

寝る前のリラックスタイムにぴったりのニュアンスアラーが特徴です。

CREAM(クリーム)とBLACK(ブラック)に加え、SAKURA(サクラ)・SNOW(スノー)・SKY(スカイ)・STONE(ストーン)・BROWNIE(ブラウニー)の5色展開ですので、ベッドルームの色彩に合わせた色選びができるでしょう。

こちらも耳穴の形状の個人差について工夫された「アジャストフィット機構」が採用されています。

特定の形状では、万人の耳にフィットさせるのは難しいということから、サイズを最小にし、耳の中でイヤホンの位置を「縦」や「横」に調節してフィットさせる仕様となっています。

少し値段が高くなりますが、ag COTSUBUには、ASMR専用のものもありましたので気になる方は調べてみて下さいね。

https://onl.sc/k9MLRx5

マクセル 寝ながらイヤホン 寝ごこちホン

https://onl.sc/EMwBVpb

Amazonで現在3,620円で販売されています。

左右のイヤホンがコードで繋がれたタイプのイヤホンです。

コードを含んだ左右のイヤホン全体で14gの重さがありますが、イヤホンの耳穴に入る部分だけではなく、イヤホン本体にシリコンを使っているため、耳に心地よくフィットさせることができます。

耳から落ちにくくするためのハウジングがありますが、薄型で耳にぴったりと密着するため、耳が痛くなりにくいです。

薄型のハウジングとシリコンで、寝心地をよくすることに特化したイヤホンと言えるでしょう。

ゲオ マイク付きイヤホン

https://www.amazon.co.jp/dp/B07DR96MTY?tag=maftracking271972-22&linkCode=ure&creative=6339

こちらは、DVDやコミックのレンタルで有名な「ゲオ」が販売する有線イヤホンです。

Amazonで現在1,078円で販売されていますが、最寄りのゲオでも購入する事が可能です。

特徴は、なんといってもその安さです。

寝ている間に体で押しつぶしてしまいイヤホンが壊れるということもあるかもしれませんが、この安さなら気軽に使うことができそうです。

またシリコン製で柔らかいため、耳が痛くなりません。リーズナブルな寝ホンを探している方にはおすすめです。

まとめ

寝ながら使うイヤホン「寝ホン」は現代では欠かせないアイテムですが、使用には感電死・火事といった重大な危険性が伴うことがわかりました。

「寝ホン」することが毎日の習慣になっている方は、この記事で紹介した「危険性」をぜひ知っておいてください。

記事で紹介した「寝ホン」の選び方を参考にすれば、寝る前のひと時をより一層快適に過ごせると思いますよ。ぜひためしてみてくださいね。

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